
新たなレザーバリエーションをもう一種「マレンマ」。
ブッテ―ロと同じくイタリアのワルピエ社で鞣されている革です。
マレンマとはトスカーナ地方のフィレンツェから南に150kmほど離れた街の名。
現在は干拓され、ブドウ畑広がる世界的にも有名なワインの生産地ですが、かつては大部分が湿地帯だったそうです。
マレンマという革はその湿地帯を連想させるほどにたっぷりとオイルを含ませて仕上げられています。
革を押したり、引っ張ったりするとオイルが繊維内を移動するプルアップ効果で表面の表情も非常に豊か。
ひっかき傷なども使っているうちにすぐ馴染ませてくれます。
エイジングのスピードは速く大胆に色と艶を増していきます。
魅力あふれ、堅牢な素材ですが使用上の注意点もあります。
溢れるほどにオイルを含んでいますので、使い始めはオイルと共に染料が少し表面に出てくるため、強く衣服と擦れると色が移る場合があります。
エイジングが進むにつれて、色移りはなくなっていきますが初期段階ではご注意ください。

こちらでバフ掛けすることによって幾分エイジングを進めることもできます。
写真左側がエイジングを進めたもので、光沢も出ています。
変化の幅を楽しみたい方は、右側のようなマットな感のある素材のままで縫い上げるお届けします。
使うことが楽しい、良点の沢山ある素材です。
選択肢の一つとして、ぜひご検討を!
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