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長く使えるモノを。
長い間、ヒトは木を使って暮らしてきました。
燃やして暖をとり、食事を作り。
また、青銅器や鉄器を鋳造する熱源にも利用してきた。
材料として家を建て、様々な道具を作り。
身近な木という存在の長所や魅力を引き出しながら様々な文化を築いてきました。
しかし、木という生き物の成長スピードと消費のバランスを見て見ぬふりをしてきた面もあります。
少しづつ荒れてきていた環境は、産業革命によってここ200年でそのスピードを急速に上げてきています。
市場に出てくる材木の質は低下し続けており、すでに限界が視界に入っている状態です。
この崩れたバランスを少しづつでもよくするために出来ることは、出来るだけ長く使うということ。


これからのカタチ
家具を作る上で、大切にしていること。
「出来る限り長く使えるモノを産み出すこと」
強度、機能、カタチ。
どれも欠けないように。
そして木材という素材のもつ魅力を可能な限り引きだすこと。
壊れるまでずっと使い続けたい、そう思えるモノを作りたい。
過去をなぞるだけでは面白くない。
でも、奇抜なだけではすぐに飽きてしまう。
短期的なトレンドではなく、時代をまっとう出来るスタイルを作りたい。
そのようなスタイルも、ずっと同じではつまらないので、自分のスタイルがずっと続いて欲しいとも思わない。
素材の使用寿命が切れる頃に入れ替わってくれたらいいなと思う。
@patwoodworking
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